特別とん税
特別とん税とは、港湾施設などの行政サービスを受けることに対して、外国貿易船の開港への入港に対して課される地方税のことで、納付された税金は各地方公共団体(開港所在市町村)の財源に充てられる目的税となっています。
特別とん税は、昭和32年(1957年)に固定資産税の税率が軽減されたことによって、各地方公共団体(開港所在市町村)の財源を確保するために同年に設けられた制度です。
-特別とん税の税率-
・開港への入港ごとに納付する場合「20円(純トン数1トンあたり)」
・開港ごとに1年分を一時、一括に納付する場合・・・「60円(純トン数1トンあたり)」
ちなみにとん税の税率は・・・
・開港への入港ごとに納付する場合・・・「16円(純トン数1トンあたり)」
・開港ごとに1年分を一時、一括に納付する場合・・・「48円(純トン数1トンあたり)」
となっています。
-特別とん税の申告と納税-
特別とん税の納税義務者は原則的に、「外国貿易船の船長」が申告、納付することとなっていますが、税関長の承認を受けた場合は、「代行者・運航者」が申告、納付することも可能となっています。
また、国税であるとん税と、この特別とん税は一緒に徴収されることとなっています。
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