消費税の納税義務者と負担者
みなさんが物を買う時には消費税を払っていますが、消費税の納税義務者は、「各取引段階の事業者(法人・個人事業主)」となり、実際に消費税を負担しているのが私たち「消費者」となっているのです。
-消費税の納税義務者と負担者-
例えば・・・
「製造業者⇒卸売業者」に商品が渡る段階で消費税8%が課税されますが、この場合の納税義務者は「製造業者」になります。
では製造業者が消費税を負担しているのかといえばそうではなく、商品にはあらかじめ消費税が上乗せされて卸売業者に渡っているのです。
では、卸売業者が消費税を負担するのかといえばそうでもありません。次に、「卸売業者⇒小売業者」へ商品が渡る場合も先ほどと同様に、消費税が上乗せされた形で渡っているのです。
つまり・・・
・「製造業者(納税義務者)⇒卸売業者(消費税負担者)」
・「卸売業者(納税義務者)⇒小売業者(消費税負担者)」
・「小売業者(納税義務者)⇒消費者(消費税負担者)」
となり、結局のところ、最終的に消費税を負担するのは、「消費者」となっており、納税義務者と税金を実際に負担する者が異なっているのです(このことを⇒間接税といいます)。
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