法人税の税率
法人税の税率は、「原則23.9%(平成28年現在)」となっていますので、法人税の税額計算(算出)方法によって求められた「課税所得」にこの23.9%を掛けることによって税額を計算することができます。
ただすべての法人に対して「23.9%」の税率が課せられるわけではなく、一部の法人の場合は税率が軽減されています。
-法人税の税率-
・普通法人・・・「原則23.9%」
・資本金が1億円以下の普通法人(中小法人)の場合・・・「課税所得が800万円以下の部分については19%(800万円を越える部分については23.9%)」
・協同組合等・・・「すべての所得に対して19%」
・公益法人・・・「原則非課税ですが、収益事業による所得がある場合は収益事業の所得に対して19%」(⇒収益事業)
・公共法人・・・「非課税」
・人格のない社団等・・・「課税所得が800万円以下の部分については19%(800万円を越える部分については23.9%)」
以上のように、一部の法人の場合は税率が軽減、または非課税となっています。
例えば、「資本金8,000万円・課税所得2,000万円の中小法人」の場合・・・
「800×19%+(2,000-800)×23.9%=438万8千円(税額)」
となり、この税額から、「各種税額控除・法人税の中間納付分」を差引いた額が最終的な納付額となります。
「課税所得×法人税率-各種税額控除-法人税の中間納付分=納付額」
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