累進課税方式(超過累進課税方式)
累進課税方式とは、課税所得額が大きいほど、より税率も高くなる課税方式のことで、日本では「所得税・相続税・贈与税」なども、この累進課税方式が採用されています。
日本では所得、収入が多い人は、それだけ税金を納める能力が高いということから、累進課税方式が採られていますが、一方では「収入が多い人、頑張った人の方が税率が高いということはおかしい!」という考え方があるのも確かです。
低所得者の場合は、「収入が多い人により多くの税金を負担してもらうのは当然だ!」と考え、高所得者の場合は、「収入が増えれば増えるほど税率も高くなるのはおかしい!」と思うようですが。。
-2種類ある累進課税方式-
累進課税方式には、「超過累進課税・単純累進課税」の2種類あり、日本では、「所得税・相続税・贈与税」など、超過累進課税方式が採用されています。
超過累進課税方式とは、課税所得(課税標準)が一定額以上になった場合に、その一定額を超えた部分のみにより高い税率を掛ける課税方式で、一方、課税所得が一定額以上になった場合に、その課税所得全体に高い税率を掛ける方式が「単純累進課税方式」なのです。
つまり、「所得×税率」から、それぞれの税率の控除額が決まっており、この控除によって超過累進課税となるようになっています。
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