総合課税
総合課税とは、10種類ある所得のうち(税法上は9種類)、他の所得と合計して、その合計額に対して、「所得税の税率」が掛けられて所得税額を算出する課税方法のことで、多くの所得がこの総合課税の対象となっています(⇔分離課税)。
-総合課税の対象となる所得-
・利子所得(源泉徴収(源泉分離課税)されるものを除く)
・配当所得(源泉徴収(源泉分離課税)されるものを除く)
・事業所得(株式等の譲渡等による事業所得を除く)
・不動産所得
・給与所得
・譲渡所得(土地建物及び株式等の譲渡等による譲渡所得、源泉徴収(源泉分離課税)されるものを除く)
・一時所得(源泉徴収(源泉分離課税)されるものを除く)
・雑所得(株式等の譲渡などによる雑所得、源泉徴収(源泉分離課税)されるものは除く)
個人の場合、以上の所得を合計した金額が「総所得金額」となり、この総所得金額に対して、「所得税の税率」が掛けられて所得税額を計算することとなります。
ただ上記の所得の中でも、個人の場合は「源泉徴収(源泉分離課税)」となるものもありますし、個人が行う株式等の譲渡による所得は申告分離課税にするか、源泉分離課税にするか選択できるようになっています。
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