損益通算
損益通算とは、複数の所得がある場合に、利益があった所得(黒字)と損失があった所得(赤字)を一定の順序に従って差し引き計算し、納付することができることです。
損益通算を分かりやすく説明すると、「赤字部分の所得を黒字部分の所得から差し引くことができるので、税額を軽減できる」制度なのです。
-損益通算の対象となる所得-
・不動産所得(※)
・事業所得
・譲渡所得
・山林所得
※総合課税だけでなく分離課税の所得も対象となります。
※不動産所得も基本的に損益通産の対象となりますが、土地所得のための借入金利子がある場合は、その利子部分は損益通算することができない場合がありますので注意しましょう。
-損益通算の対象とならない所得-
・配当所得
・一時所得
・雑所得
・生活に通常必要のない資産(別荘、書画、骨董品など)によって生じた損失
◎マイナスになることはない所得
・給与所得
・退職所得
・利子所得
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